集会≒教会へ行くこと
しばらくは基本的な用語などについて説明していこうと思います。
エホバの証人は唯一の”正しい”キリスト教であると自認しています。なので一応キリスト教の一派であると言えると思います。エホバの証人の初期の歴史を見るにプロテスタント系から派生したようです。
しかし一般的なキリスト教とは聖書の解釈が異なっていたりするため、エホバの証人をキリスト教の一派だと認めたくない方もおられるようです。
集会≒教会
エホバの証人が一般的なキリスト教と違っていることの1つに「教会」という単語を使わないということがあります。
「教会」「礼拝」「讃美歌」といった、キリスト教になじみが無くてもどこかで耳にしたことがあるようなこういった単語をエホバの証人はなぜか使いません。
信者が集まる建物のことは「教会」ではなく「王国会館」と呼びます。なぜ「王国会館」なのかは定かではありませんが、英語での「Kingdom Hall」という名称を日本語訳して使用しているようです。
信者が集まり合うことも、たぶん一般のキリスト教では「礼拝に行く」などと言うのでしょうけれど、エホバの証人は「集会に行く」と言います。
集会は現在は週に2回なのですが、かつてはなんと週に3回もありました。平日に2回、週末に1回集まりあって聖書の勉強をする、しかもわたしの場合二世なので赤ちゃんのころからずっとです。どれだけ時間が無駄になったか……考えるのも嫌です。
唯一のメリットはバチカン聖堂に行ったときに誰も分からないような壁画が何を描いているのかが理解できるくらいでしょうか。正直必要な知識だとは思えません。
集会の内容について
集会(平日)
・歌と祈り
・聖書についての勉強
・勧誘の方法についての勉強
・歌
・聖書の勉強
・歌と祈り
みたいな感じです。一年くらい行っていないのでうろ覚えです。(いないと思いますが)現在の詳しいメニューが知りたい方は公式HPの「集会ワークブック」というところから見られます。
集会(週末)
・歌と祈り
・公開講演
・歌
・ものみの塔の勉強
・歌と祈り
公開講演
これは男性信者が30分講話のようなものをする時間です。昔は45分でしたが数年前から短くなりました。話す方も準備が大変、聞く方も起きてノートを取ったり聖書を開いたりしなければいけないので大変です。(個人の意見です)
ものみの塔
勧誘に来た信者から「雑誌をあげる」などと言われて「ものみの塔」「目ざめよ!」という名前の雑誌(というか冊子?)を受け取ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
雑誌と聞くと分厚くて大きめのものを連想するので、エホバの証人が配っているのは雑誌に当てはまるのかよく分かりませんが、こういうのも英語(Magazine)をそのまま訳しているからこその問題なのかもしれません。
以前まで配布用の「ものみの塔」と信者が集会で使う用の「ものみの塔」は同一のものだったのですが、いつのころからか一般向けと信者向けで別々の「ものみの塔」が印刷されるようになりました。
信者の洗脳を強めるための内容は一般人に読ませるには微妙な内容だったのでしょうか。後、コスト削減のためという面もあるかもしれません。
後、聖書の勉強や「ものみの塔」の研究をすることを「研究する」と言います。エホバの証人のずっと前の名称が「聖書研究者」だったからだと思います。
エホバの証人の創設者はある程度純粋に聖書を”研究”していたのかもしれません。(ただしお金儲けにも使っていた模様?)